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香りによる室内大気汚染

排気ガスによる大気汚染より深刻な室内大気汚染

1994年から2000年まで、バリ島に移住するまでの数年間をインドネシアの首都ジャカルタで生活していましたが、どんよりした灰色の空が印象的でした。これは工場や自動車の排気ガスが原因だと思われます。日本のように厳しい規制もなく整備されていない自動車で中心街は大渋滞だったのを覚えています。当時は、かなり酷い大気汚染だと感じましたが、このような大気汚染より、実は室内における大気汚染の方が深刻な問題になっているという研究が発表されたそうです。

大気汚染による被害の一つは、大気中に気化した有毒物質を体内に吸入することで引き起こされる身体への悪影響ですが、家庭あるいはオフィスなど、より密閉された室内の方が大気中に気化した有毒物質の濃度が濃く、より深刻な問題になっていると言うのです。

では、室内で気化する有毒物質とは何でしょうか?

曰く、それは、香水や化粧品、洗剤や柔軟剤に含まれる香料、塗料や接着剤、インクや薬品などの匂いです。香りとは大気中で気化した物質を吸入して感じるもので、要するに体内に吸収されているのです。しかも、その物質は体内に蓄積されやすい。昨今、「香害」として社会問題になっている、香りによる化学物質過敏症が正にこれだと思われます。たとえば、柔軟剤のきつい匂いがついた服を着ているだけで、化学物質過敏症を患った人にアレルギーや喘息、偏頭痛などを引き起こさせてしまうのですから「香りテロ」と言っても過言ではありません。化学的に合成して作られた香りは持続性が高く、それだけ被害も大きいと思われます。

精油と言えども例外ではない

また、たとえば精油。精油とは、アロマオイル、エッセンシャルオイルとも言われ、植物の葉、根、実、樹、樹脂、果肉などに含まれる揮発性の芳香成分を抽出したオイルですが、古来よりヨーロッパを中心に世界各地でアロマセラピー(芳香治療)として医療や美容に利用されてきました。花粉症や月経痛に有効だったり、ホルモンバランスを整え自然治癒力を高めたり、香りが直接脳に働きかけ、それぞれの効力を発揮するわけです。これだけの効能が期待できるということは、それだけ香りは身体に多大な影響を及ぼしていると言えます。

香りはもろ刃の剣

化学物質過敏症を患った人にとっては、この精油の香りさえ、煩わしい香りになることもあるそうです(実際、精油は刺激が強く、誤った使い方をすれば毒にもなりますので、使用される際は十分な注意が必要です)。いずれにしても、不自然に香りが長持ちする人工香料は、正しく使われる精油より人体に悪影響を与えることは確かです。そして、香りの影響は、良い香り、臭い匂いというように感覚的イメージ的な作用にもよるので人それぞれですが、いずれにせよ体内に吸収されますので、その濃度が身体に大きく影響しそうです。香りは、正しく使用すれば沢山のメリットがありますし、間違った使い方をすればデメリットもあるもろ刃の剣と言えるでしょう。

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岡柳 薫インティバリ代表

投稿者プロフィール

私たちは、娘の肌トラブル改善のために始めた生活習慣、すなわち、環境に悪いもの、身体に悪いもの、疑わしきものを出来るだけ排除した生活環境づくりを提案しています。何が真実なのか分からない今の世の中、何を判断基準にすればよいのか?私たちと同じようなトラブルを抱えている方たちと意見交換したり情報共有できたら幸いです。

奪われし未来~おススメ本~

上毛新聞オピニオン21「バリから日本の学校へ~温かい歓迎に夢と希望~」Vol.3

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