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裏インティバリ~バリ島コスメを手掛けるインティバリの思考と価値観

バリ島「ニュピ」は休業です。

ニュピとは?

インティバリのサヌール店は「ニュピ」を除いて年中無休です。ニュピの時だけお店を閉めるのですが、この「ニュピ」とは、バリヒンズー教の新年で、外出禁止&電気や火を使ってはいけない日なんです。外出禁止ですからお店も閉めざるを得ないし、当然、車やバイクも走っておらず、また電気や火が使えないので、この日の夜は普段より空気が澄んでいて真っ暗。こんな日の夜は満天の星。半端ない星の数です。空一面が星っていう光景は感動に値しますよね。こんな星空が見られるなら、年に1回やってくるニュピも貴重かなと思います。バリ島生活ではお正月もクソもない感じですが、このニュピだけはゆっくり出来る日でもありますから笑。

ニュピ前日のオゴオゴの意味

それから、バリヒンズー教では、このニュピ(新年)の前日に、冥界から悪霊が追い出され人間界に降りてくると言わています。新年を迎えるにあたり、その悪霊を浄化するために、悪霊に似せた張りぼての人形(オゴオゴ)を作ってガムラン隊と共に街中を徘徊させて悪霊に憑りつかせ、その悪霊が憑りついたオゴオゴを燃やして、もともと神だった悪霊を浄化して本来の姿に戻し転生させるという儀式がバリ島の主だった所で行われます。

(OPPOで撮影)

この儀式があるため、オゴオゴ当日の昼過ぎは至る所が通行止めになります。よって、ニュピ前日の営業は正午まで。ニュピに休業する準備のために出勤する感じです。そんなわけで、このニュピと前日のオゴオゴはバリ島の一大イベント。大勢の人でごった返しですが、体験する価値あり!と思う次第です。

このニュピから1か月前あたりは、縫製屋さんとか紙屋さんとか印刷屋さんとか、忙しくなります。インティバリでは印刷屋さんとか紙屋さんとか取引あるんですけど、この時だけは後回しにされちゃいますね泣。

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1964年生まれの横浜育ち。6年間のジャカルタ駐在を経て2000年にバリ島に移住し、娘の肌トラブルをきっかけに化粧品販売会社を創業。自分自身、元々アレルギー体質&敏感肌の医者泣かせで、小学校1年生の時から一年間、親元を離れ病院が併設された養護学校で生活しました。今は、4人の子供を育てながら奮闘中。

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インティバリ代表 岡柳 薫

1964年生まれの横浜育ち。6年間のジャカルタ駐在を経て2000年にバリ島に移住し、娘の肌トラブルをきっかけに化粧品販売会社を創業。自分自身、元々アレルギー体質&敏感肌の医者泣かせで、小学校1年生の時から一年間、親元を離れ病院が併設された養護学校で生活しました。今は、4人の子供を育てながら奮闘中。(ごあいさつ