31Jan
市販の石けんの中には、成分表示に石けん素地と記載されているものがあります。その「石けん素地」とは、油脂から作る鹸化法と、油脂を化学分解して得られる高級脂肪酸を中和させる二通りの方法で作られる石けんの素です。高級脂肪酸を使う場合は、中和法で作られた石けんとなります。製造方法は異なりますが、これらの石けんの素をまとめて「石けん素地」と成分表示できます。
ちなみに、インティバリ石けんはコールドプロセス製法という鹸化法で作っていますが、インティバリの成分表示は、たとえば「ホホバクイーン」であれば、ココナッツオイル、オリーブオイル、ホホバオイル、スウィートアーモンドオイル、カカオバターというように全成分を記載してます。どの油脂を配合するかで、効能や使用感、価格も変わるので、そこは是非、ユーザーの皆さんにお伝えしたい部分。でも、この部分が企業秘密だったりしたら、「石けん素地」と記載すればいいわけですね。
そんなわけで、成分表示に「石けん素地」と記載されている石けんは、どんな油脂が使われているのか?植物性なのか?動物性なのか?それとも植物性と動物性のブレンドなのか?それが分からないんですね。動物性の油脂を避けたい人もいると思うので、そういう方は気に留めてもらえればと思います。
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