7Feb

石けんの作り方は大きく分けて、インティバリ石けんのようなコールドプロセス製法、それから、ホットプロセス製法/釜だき、中和法があります。
コールドプロセス製法とは
油脂と苛性ソーダー(もしくは苛性カリ|液体石けん用)を反応させた際に発する熱を利用して鹸化(石けん化)させる製法です。1か月~2か月間じっくり時間をかけて熟成させる必要がありますので大量生産には向きません。ただ、熱を加えないので、素材の効能が失われず保つことが出来ます。製造工程において保湿成分のグリセリンが作られますので、より保湿力に優れているのも特徴。他の製法で作られた石けんと比較すると洗浄力はマイルドで肌に必要な油分を残すのでダブル洗顔にも向いています。石けんシャンプーとしても。敏感肌、乾燥肌の方におススメです。その反面、石けん自体は水分を吸収しやすいので湿気に弱く溶けやすいのがデメリット。
ホットプロセス製法/釜だき製法とは
油脂と苛性ソーダー(もしくは苛性カリ|液体石けん用)を反応させ、釜だきして熱を加えることで鹸化させる製法です。日本では伝統的な製法かと。最近では、家庭で料理した残りの油を使い、ホットプロセス製法/釜だき製法で石けんを手作りする方もいると聞きます。鹸化させてから固まるまでの時間が早いので、家庭でも簡単に作れます。
中和法
油脂を化学分解して得られる高級脂肪酸と苛性ソーダーを中和させて石けんを作る製法です。化学分解する過程で、保湿成分であるグリセリンなど油脂がもつ効能を取り除いた純度の高い石けんで洗浄力が強いです。最も早く石けんが作れる製法です。
このように、石けんの作り方は、大きく分けると3通りあります。
石けんの主成分となる油脂によることはもちろんですが、製造方法によっても、使用感や効能など品質に大きく影響します。
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