5Mar
薬用石けんのリスク
抗菌・殺菌作用のある石けんは、日本でいえば薬用石けんです。薬事法では、医薬部外品に分類されます。このような効能をうたう石けんは、それなりの有効成分(殺菌剤)が配合されているのですが、では実際、薬用石けんに、たとえばインティバリ石けんを上回る効果があるのか?
もちろん有効成分が配合されているので抗菌・殺菌作用はあると思います。ですが薬嫌いの僕に言わせれば、その有効成分は、ある意味抗生物質と同じで、予防として利用するにはリスクを伴う。病気でもないのに、予防として日常で薬用石けんを使用すると抗生物質が効かない耐性菌が体内に増えてしまい、つまり抗生物質の効かない身体になってしまい、免疫力が弱った時に感染症にかかるリスクが高くなると言われているんです。
薬用石けんで手を洗っただけで、そんなリスクがあんのかよ?と思われるかもしれませんが、アメリカの研究によれば、この有効成分が、 尿・血液・鼻水・母乳などから検出されたとのこと。皮膚から体内に吸収されたと思われます。
この研究の結果、薬用石けんは通常の石けんを上回る効能が証明されていない上、 感染症や耐性菌を増殖させる危険性があるという理由で、 2016年アメリカでは 「トリクロサン」「トリクロカルバン」など殺菌剤として知られる19種類の成分が配合される薬用石けんが販売禁止になりました。
インティバリおすすめ新型コロナウイルス対策
「この際、インティバリでも抗菌・殺菌作用のある石けんを作れば?」なんて話もでたのですが、「環境に悪いもの」「身体に悪いもの」「疑わしいもの」は出来るだけ避けるという インティバリのブランドポリシーの中で、薬用石けんは「疑わしもの」です。そして、手をキレイにするという意味では、 上述のようなリスクを伴わない通常のインティバリ石けんで十分です。
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