31Aug
UTAMA SPICE”ウタマスパイス”とは
”ウタマスパイス”とは、スパイス系ジャムー(バリ島の漢方薬)を使ったバリ島で人気のナチュラル・コスメブランドです。ジャムーとは古くから一般家庭に伝わるインドネシアの漢方薬で健康や美容に利用されてきました。
インティバリでも、ジャムーの材料として使われているベンクアンやノニ、パプリカやシナモン、ジンジャーなど石けんに配合してますが、ウタマスパイスでは、創業者の実家に伝わる独自のジャムーをコスメの材料に取り入れたようです。
そんなウタマスパイスにはリキッドソープがあるとのことで(インティバリでは作ってないこともあり)興味を惹かれサヌール店に立ち寄ってみました。
ウタマスパイス・サヌール店
Jl. Danau Poso 57, Sanur(インティバリから車で3分)/Tel:0361-282836/Open : 09:00 ~ 20: 00
配合成分からみるウタマスパイスのリキッドソープ使い心地
その成分は:ココナッツオイルとキャスターオイルがベースになっておりクエン酸とオレンジ精油が配合されています。成分表示を見る限りこのリキッドソープにジャムーは配合されていないようです。
ちなみに、インティバリのような固形石けんは苛性ソーダ【水酸化ナトリウム】で鹸化させますが、リキッドタイプの石けんは、苛性カリ【水酸化カリウム】で鹸化させます。
その苛性カリで鹸化させたソープを水で薄めるのですが、日本でいう石けんシャンプーの主成分はカリ石けんと水のモノが多いです。それから、ウタマスパイスのリキッドソープで興味深いのがクエン酸を配合していること。
クエン酸を配合した弱酸性ソープ、あるいは、弱酸性の石けんシャンプーと言えます。実際、シャンプーとして使ってみましたが、インティバリの固形石けんでシャンプーした際のギシギシ感、ゴワゴワ感はありませんでした。
ただ、石けんは弱アルカリ性だからこそ洗浄力に優れているわけで、ウタマスパイスのリキッドソープは、水で薄められ、またクエン酸で弱酸性になっていると思われるので、洗浄力が弱く、ココナッツオイルは油脂の中でも泡立ちが良い特性はありますが、インティバリと比べると泡立ちも悪かったです。
市販の弱酸性ソープは洗浄力の弱さを補うため、強力な洗浄剤(合成界面活性剤)を配合しているモノが多く結果的に刺激が強くなったりしますが、ウタマスパイスでは(合成界面活性剤)は配合されてないはずですので、かなり洗浄力の弱いソープになっていると思われます。保湿力もインティバリと比べれば、ぜんぜん落ちます。
まとめ
まぁ~洗浄力が強すぎても肌トラブルの原因になるので、頭皮が乾燥している場合には、ウタマスパイスのようなリキッドソープでシャンプーするのが良いかも。
逆に脂性肌の場合は洗浄力が弱い分、物足りないように思います。あと、ハンドソープとしても使えると思いますが、全身を洗うのには適してないようです。精油の配合率が少し高い感じもしたので、自分のような敏感肌に洗顔すると少し沁みる感じです(柑橘系のオレンジ精油だったからかもですが)。
そんなわけで、ウタマスパイスのリキッドソープは日本でいう石けんシャンプーかな。頭皮が乾燥している方にはおススメです。
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