7Jun
「泡立ちが良い石けんは刺激が強い」と言われる方がいます。「泡立つのは界面活性剤が配合されているから」ということなのですが、こういう風に言われると石けんを作ってる自分としては微妙です汗。「それは違う!」とまでは言いませんが、けど、、、
石けんが刺激になる理由
石けんは、石けんそのものが界面活性剤であって界面活性剤が配合されているわけではないんですよね。それに「界面活性剤だから刺激が強い」というよりも、洗浄力が強すぎると乾燥を招き刺激になることがあるんです。洗い過ぎは良くないと言われる所以です。
また、石けんはアルカリ性です。だからこそ洗浄力があるのですが、肌は弱酸性なので超敏感肌の方はアルカリ性が刺激になってしまうこともあり得えます( ノД`)シクシク…
石けんVS弱酸性ソープ
石けんは、その成分と作り方で特長が変わってきます。インティバリ石けんは天然成分100%の素材だけを材料にしておりマイルドな洗浄力と保湿力に優れる石けんになっています。ただ、やはりアルカリ性なのでそれが刺激になる!という超敏感肌の方も稀にいます。
そんな方に弱酸性ソープが勧められたりもします。ただ、、、弱酸性の肌に弱酸性の洗浄剤なら低刺激のように思われますが必ずしもそうとは言えません。繰り返しになりますが、石けんはアルカリ性だからこそ洗浄力があるわけで、弱酸性ソープは洗浄力に乏しいんです。
その欠点を補うために合成洗剤が配合されたりするのですが、この合成洗剤こそが悪名高い?合成界面活性剤です。合成の界面活性剤は刺激が強いだけでなく濃度が薄まってもその効力は弱まらず肌に残留することもあるのです。その刺激を抑えるような緩和剤などの有効成分を配合してあったりもしますが、やはり敏感肌の方は避けた方が無難です。
最後に
「泡立つ石けんは刺激が強い」という認識は、逆に言えば、泡立たない石けん、つまり弱酸性ソープなら低刺激という認識になってしまいそうなので、今回「ブログねた」にしました。石けんを作っている側としては、やはり泡で洗うのが正しいと思うわけです。
これは、どれが優れているという話しではなく、合成洗剤も含め、石けんは主成分と作り方で特長が決まるのですが、いずれもメリット、デメリットがあるので、敏感肌の方はご自身の肌に合う石けんを使うことが肝心かと。
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