6May
以前、インティバリみどり店にて”不登校”をテーマにしたお話会を開いたことがあります。この問題って他人事ではなく、社会が取り組むべき課題のひとつだと思っています。多様化に対応できていない今の教育制度を見ていると、未来の孫、ひ孫、、、その先も心配です。ただ、社会が変わるまで待ってはいられません。今、苦しんでいる人たちがいるんです。そんな不登校の子を持つ親御さんたちが集まり胸の内を語ってくれました。
その中で印象的だったのは、「無理して学校に行かせる必要はない」という意見と「いいやいや、どうにかして学校に行かせるべきだ」という二つの意見に分かれたこと。学校に行かない理由も背景も人それぞれ。なにが正解なんて簡単に言えるような話ではありませんが、共通していたのは「先が見えないという不安」。将来「「社会に馴染めないかも」「自立できないかも」という不安が心を重くしているように思います。
そんな不安を更に増長させているのが、不登校という言葉自体にあるネガティブなイメージ。僕が子育てをしたバリ島にも学校に行かず家で勉強していた子供たちがいましたが、それは「ホームスクーリング」という選択肢のひとつでした。「学校に行かないことが問題になっていない」「ほかにも選択肢がある」日本もそんな社会であれば、もう少し心が楽になると思うのですが、、、
たとえば、ホームスクーリングだけでなく、オルタナティブ教育などのフリースクール、あるいは興味があることを深堀りするなどの選択肢があって良いと思います。それが料理やアート、ゲームでも良いでしょう。それから、習い事やボランティア、地域のワークショップやイベント参加など、社会との接点も大切かと。
うちの子も中学2年生になった頃、学校に通うだけのバリ島生活が嫌になった時期がありました。その時は、思い切って他の学校に転学し、更に自分たちでダンスチームを作りました。そうして、イベント出演に向け毎日練習に励むことで、夢中になれる時間を取り戻すことができました。もちろん、その時の経験が今も活きているかと。
最後に、親の気持ちは子に伝わると思っています。学校に行かない子に対して親が不安に思えば、その空気が子に伝わり、子を苦しめることになりそう。これは不登校だけに限らず、たとえば子供の肌トラブルも同じ。酷い肌トラブルで悩む子に対して親が必要以上に不安になると、それが子にも親にもストレスとなり別の問題を引き起こすこともあると思うです。悩み迷いながらも、目の前の子に寄り添う親の姿が前向きであれば、それで子の不安を払拭できるかと。
偉そうにすみません、、、
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