27Feb
お化粧をしない化粧品販売会社の女社長さんが、群馬県上毛新聞の「本の森」というコーナーで「奪われし未来」~シーア・コルボーンほか著、翔泳社~をおススメ本として紹介させて頂きました。
学生の頃、環境問題を学んだお化粧をしない化粧品販売会社の女社長さんにとっては教科書のような本だったそうです。「環境ホルモン」に言及しているのですが、当時はかなり衝撃的だったそう。「環境ホルモン」に関しては賛否両論あるのですが、インティバリのこだわりの部分で大きく影響しているとも言えます。
化学物資利用に警鐘
みどり市を拠点に天然無添加のせっけんを販売している。せっけん作りのきっかけは、長女の肌トラブルだった。20年ほど前に本書を出会った。合成化学物質の危険性を知り、4人の子供を持つ母親としての背金を通説に感じた一冊だ。
本書は1950年以降に、世界各国で見られた生物の異変から始まる。子を産まないミンクやふ化しないカモメの卵、アザラシの大量死、人の精子数の激減ー。ミステリー調に書かれており、生殖機能の変化の背後を探り、研究や調査結果を交えながら合成化学物質の危険性を指摘している。
長女が5歳の時、湿疹に悩まされた。薬では治らなかったため、添加物が入った食品をやめ、日用品も合成化学物資を使ってないものに変えていくと改善が見られた。「大人たちの選択で子ども達の人生が変わってしまうことの重大さに気付かされた」と振り返る。
大量生産、大量消費の時代は安全よりも経済が優先されてきた。環境ホルモンの存在を世界に広めたベストセラーは、地球上にあふれる合成化学物資の在り方について見直しを迫っている。「ホルモン作用や発達過程を攪乱(かくらん)する合成化学物資は、今や人類の未来をかえつつある。
とすれば、合成化学物資こそ、われわれ人類の運命を握るカギといえるだろう」。「運命の転機」の一文が警鐘を鳴らす。「自分自身や愛する家族が後悔しないためにも、一人一人が考えなければならない問題。自身の行動が環境を良くも悪くも変えてしまうことを知ってほしい」と呼び掛ける。
2018年2月25日(日曜日)の上毛新聞より
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コメント (1)
この書籍「奪われた未来」は環境ホルモンについて書かれているのですが、科学的な因果関係が明確ではないとの指摘もあります。同書で引用されたデーター(他の科学者の研究データー)に不正があったとも言われます。
ただ、インティバリとしては、健康面においては、科学的に証明されたことだけが真実だとする考えには賛同できず。後から、実は・・・と言われても遅いことがあるかと。なによりも、複雑化した現代社会においては科学的に解明できないことは多々あるように思います。このブログでも取り上げましたが、経皮毒やワクチンの話も同じかと。
そんな考えですから、なるべく疑わしいモノを避けた生活環境づくりを提案している次第です。