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ミネラルオイル(鉱物油)のメリット&デメリット

ミネラルオイルのメリット

ミネラルオイルは石油を精製する過程で不要な成分から精製されているので安価。「原油から石油を精製する過程で不要な油分を精製したのがミネラルオイル(鉱物油)」と言うと、石油の余ったカスから作られたオイルで、肌に悪いイメージもありますが、それは昔の話です。

精製技術が未熟な頃は不純物が混入しており、発がん性があったり、シミの原因になると言われていましたが、精製技術が進歩した今、ミネラルオイルに有毒性はないと言われています。また、酸化しない安定した素材で、しかも吸着性が高く肌への浸透性がないのでよく伸び一度塗れば中々落ちないという特徴があります。

このような特性から、ミネラルオイル(鉱物油)はファンデーションや口紅、アイシャドウなどのメイクアップ化粧品や日焼け止めなどの基材に最適です。成分表示には、ワセリンやパラフィンと記載されている場合もあります。

ミネラルオイルのデメリット

ミネラルオイルのデメリットとしては肌に浸透せず美容・スキンケア効果はないこと。 吸着性が強く肌に塗ったら落ちにくいので肌トラブルの原因になることもあります。

たとえば、インティバリ保湿クリームの主成分をミネラルオイルにした場合、低価格で使用期限の長い製品になるとは思いますが、肌に浸透しないので、保湿作用など美容・スキンケア効果は期待できません。また、吸着性が強いので、中々落ちないのですが、それが毛穴を塞ぐ原因にもなりそうです。ミネラルオイルが主成分のメイクアップを寝る前に落とす理由は、毛穴を塞いでしまうことで肌荒れなどトラブルの原因になるからです。

まとめ

ミネラルオイル(鉱物油)の特徴として優れたメリットがありますが、化粧品に配合すると、そのメリットがそのままデメリットになる場合があります。

ファンデーションや口紅、アイシャドウなどのメイクアップ化粧品や日焼け止めなどの基材としては最適だと思いますが、ミネラルオイルが主成分の保湿クリームやベビーオイルは肌に浸透する保湿効果は期待できません。

ミネラルオイルを主成分に乳化剤を配合した乳液なども同様で、美容やスキンケアには役立ちません。また、ミネラルオイルが主成分のクレンジングオイルもありますが、その特性から強力な界面活性剤が配合されている製品が多いように思います。

ご自身の肌質に合わせ、用途や目的に応じて使い分ける必要があるかと思います。

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1964年生まれの横浜育ち。6年間のジャカルタ駐在を経て2000年にバリ島に移住し、娘の肌トラブルをきっかけに化粧品販売会社を創業。自分自身、元々アレルギー体質&敏感肌の医者泣かせで、小学校1年生の時から一年間、親元を離れ病院が併設された養護学校で生活しました。今は、4人の子供を育てながら奮闘中。

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インティバリ代表 岡柳 薫

1964年生まれの横浜育ち。6年間のジャカルタ駐在を経て2000年にバリ島に移住し、娘の肌トラブルをきっかけに化粧品販売会社を創業。自分自身、元々アレルギー体質&敏感肌の医者泣かせで、小学校1年生の時から一年間、親元を離れ病院が併設された養護学校で生活しました。今は、4人の子供を育てながら奮闘中。(ごあいさつ