18Oct
アトピー性皮膚炎とは、気管支喘息や鼻炎などになりやすい「アレルギー体質」に、何らかの刺激が加わって生じる「かゆみを伴う慢性的な皮膚疾患」と考えられています。別の言い方をすれば、免疫機能が過剰反応し、併せて何らかの理由により肌を正常化させる体内機能が作用せず発症する皮膚トラブルです。
「何らかの」「考えられている」というように明言されないのは、医学上アトピー性皮膚炎の原因がまだ解明されていないからですよね。
原因が分れば、その原因となる根源を絶つ治療も出来そうですが、その原因が分らなければ明確な治療法を打ち出すことは出来ないはず。そして、人によって発症する要因も様々、、、そんな状況にあるようです。
こんな状況ですから、アトピー性皮膚炎の症状や治療法の見解が医師によって違うということも起こり得る。ある患者さんには有効でも別の患者さんには何の役に立たない、、アトピー性皮膚炎を患っている人にとっては、何を信じて良いのか分らない状況です。
このアトピー性皮膚炎の最大の悩みは、皮膚炎に痒みが伴うこと。皮膚炎が生じて、掻き毟り、更に皮膚炎が悪化して、またかゆみが強まり、また掻き毟って皮膚炎が更に悪化するという悪循環に陥ってしまうんですよね。
ですので、皮膚炎とかゆみの両方に対して処置を施す必要があるわけですが、皮膚科に行くと多くの場合ステロイド系の薬が処方されます。ステロイドとは、免疫機能の過剰反応を抑止し、肌を正常化させる体内機能と同じように、疑似的に作用して肌を正常化させるホルモン剤です。即効性があり上手く使えれば助けになるとは思いますが、場合によっては酷い結果を招く劇薬でもあります。
実際、多くの人たちが被害を被っているのです。ホルモン剤を投与することで長期に渡り免疫の働きを抑止すると、体内の機能が乱れて免疫力が低下し、アトピー性皮膚炎だけでなく合併症を引き起こし、更に酷い状態になってしまう。こうなるとステロイドがアトピー性皮膚炎を悪化させたと言えるでしょう。
更に怖いのは、ステロイドを止めた時に初めて身体の異変に気付くということ。ステロイドの強力な作用で一見正常を保っているように見えるのですが、実際は体内の機能が正常に働かない状態になっており、ステロイドを止めるまでそのことに気付かない。ステロイドなしでは身体を正常に保てない状態にされてしまうのです。まさしく薬害だと言えます。
ただ、、、実際問題として、ステロイドの薬害は解明できてないと言えます。複雑化した現代社会では原因を特定できないでしょう。つまり、長期に渡り色んなことが重なる、いわゆる複合汚染的なことが原因とも考えられ、どれかひとつが悪いとは断定できないわけです。だからこそ、なるべくなら疑わしいモノは避けた方が無難。特に、長期に渡り継続して使うと危険です。
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